男子プロゴルフツアーは16日に開幕する東建ホームメイトカップでシーズンが始まる。14日は会場の三重・東建多度CC(7081ヤード、パー71)で練習ラウンドが行われ、昨季賞金王の小田孔明(36)=プレナス=が来季のマスターズ出場権獲得へ意欲を燃やした。
孔明、自力マスターズ奪う!世界ランク50位以内に意欲


 昨年末の世界ランクは56位で、50位以内というマスターズの出場資格に届かず。世界ランク上昇に向け日本ツアー終了後アジアツアーなどに出場したものの順位を上げられなかった。慣例として日本ツアーの賞金王は特別招待を受けてきたため準備を進めていたが、1月下旬に「招待は厳しい」という情報が入った。「気持ちは切り替えました。世界ランク50位に入れなかったのが悪いんで、今年頑張って入ればいい」。松山英樹が5位に入った今年の大会もテレビ観戦し「松山はすごい」と刺激を受けた。

 日本ツアーの賞金王が招待されなかったのは1984年の前田新作以来31年ぶり。賞金王での招待という“他力”ではなく世界ランク50位という“自力”を目指し、開幕戦から勝利を積み重ねる。  

Posted by 小栗  at 10:34Comments(0)
<ANAインスピレーション 事前情報◇31日◇ミッションヒルズカントリークラブ(6,769ヤード・パー72)>
2日(木)に開幕を迎える、米国女子メジャー初戦「ANAインスピレーション」。前日にIN9ホールを練習ラウンドした宮里藍は、この日エイミー・ヤン(韓国)と共にOUT9ホールの練習ラウンドを行った。

 2日間かけて18ホールのチェックを終えた宮里は、例年とのコースの違いを敏感に感じ取った。その評価は「日本の企業がスポンサーになって楽しみにしていたけど…」と首をひねるもの。「乾燥していてグリーンもところどころヒビ割れているような状況。ラフも例年より短い感じ」。熱波の続いているカリフォルニア州は現在深刻な水不足に陥っており、宮里美香、上原彩子らその他の日本勢も「グリーンが傷んでいて残念」と語るほどコースに深刻な影響を与えている。

 宮里は「より良いコロがりで打たないといけないかなと思う」と受け止めたものの、荒れたグリーンコンディションは昨年からスランプに陥っているパッティングに影響が出ることも想定される。ラフが短いことは救いではあるが、6,769ヤードの総距離は米ツアーでも屈指の長さ。厳しいコンディションがどこまでスコアに反映されるかは未知数だが、宮里に求められるのはやはり粘りのゴルフとなりそうだ。

 それでも、2日間の練習ラウンドを終えて気持ちは盛り上がってきている。「この2日間で日本のスポンサーがメジャーをやるという実感がわいてきました。テーマカラーが赤から青に変わりましたけど、選手はみんな青がいいって言ってますね(笑)」。この日は大会に先立って鏡開きが行われるなど強い日本色を打ち出している今大会。母国からの風に乗って飛躍を果たしたい。  

Posted by 小栗  at 11:33Comments(0)
ヨコハマタイヤ・プロギア・レディース最終日(15日・高知県土佐CC=6217ヤード、パー72)首位に3打差の5位から出た鈴木愛(20)=セールスフォース=は68で回って李知姫(36)=韓国=と通算9アンダーでトップに並んだが、プレーオフ3ホール目で敗れてツアー通算2勝目を逃した。李知姫は3年ぶりの通算18勝目で、開幕戦のテレサ・ルー(27)=台湾=に続き、外国選手の優勝。アマチュアの勝みなみ(16)=鹿児島高1年=は56位だった。

 2勝目が遠い。鈴木が、初体験のプレーオフで散った。昨年9月の「日本女子プロ」を大会最年少で制したシンデレラが今季初優勝を逃し、悔し涙がにじんだ。

 「プレーオフは楽しかったけど悔しい。とにかく誰にも負けたくない。一番を取るだけです」

 会場のある高知の隣の徳島出身。今季最初で最後の四国での試合に燃えていた。ジュニア時代は80以上のスコアもたたき、「もう回りたくない」と打ちのめされたコースにはリベンジ成功。だがプレーオフ3ホール目に、李知姫に9メートルのバーディーパットを決められ、頂点は逃した。

 昨季は賞金ランク13位に躍進も、「日本女子オープン」など3試合で首位から出た最終日に失速した。今季の目標は「年間3勝」を掲げる。「とにかく3つ勝ちます」。この悔しさが、20歳の女王候補の新たな起爆剤となる。  

Posted by 小栗  at 11:17Comments(0)
女子プロゴルフのレギュラーツアーが今週末開幕。第3戦のTポイントレディス(20日開幕・佐賀)に今年プロ転向した山梨学院大ゴルフ部の村田理沙(1年)が参戦する。村田は新人プロの登竜門と呼ばれる1月のグアム知事杯(グアム・レオパレスリゾート)に出場し、プロデビュー戦で初優勝。「目標は上田桃子さんのように強く美しい選手」。将来の夢である米ツアー優勝に向け“ツヨカワ”現役女子大生プロの挑戦が始まる。

 グアムでの逆転Vを「アイアンとパターがよかった」と振り返る村田。狭いフェアウェーと深いラフに苦しむ選手が続出する中、最終日は落ち着いたプレーで首位と3打差の12位から5バーディー、1ボギーと猛追。68をマークし、通算3アンダーで優勝。賞金200万円を獲得した。

 デビュー戦Vの原動力は、2006年にこの大会を制した上田桃子(26)=フリー=の一言だった。昨年のトーナメントプロテストは最終ラウンドまで進むも不合格。「(プロテストは)誰でも受かる。落ちたのは練習が足りないから」。共通の指導者を通じて親交のあった“先輩”の言葉に一念発起した。毎日の練習に加え、体幹トレーニングなど体作りから見直した。山梨学院大ゴルフ部の河井譲監督(60)は「アパート近くを走る姿を度々見るようになりました。今回は難易度の高いコースを落ち着いて攻略できたことが良かった」と勝因を分析。ツアー出場権を獲得するためのクォリファイングトーナメント(QT)は最終88位と振るわなかったが、最終まで進出したことでツアープロとして単年登録が可能となり、プロデビューを果たした。

 米国人の父と日本人の母の間に生まれたが、「東京育ちなので英語は全然ダメ」と笑う。タレントのベッキーに似ていると言われる容姿で現在発売中のスポーツ雑誌「Number」にも美女アスリートとして取り上げられた。「(美人と呼ばれることは)素直にうれしいけど、強さを伴わないとだめ」と表情を引き締めた。

 9歳でゴルフを始め、中・高は石川遼らを輩出した杉並学院(東京)でゴルフ漬けの日々を送った。昨春「ゴルフ以外の世界も見たい」と山梨学院大に進学。今季レギュラーツアーは主催者推薦での8試合しか出られないが、今回の優勝で「ヤマハレディースオープン(4月・静岡)」「ほけんの窓口(5月・福岡)」の出場権を獲得。下部ツアーのステップ・アップ・ツアー(全14試合)を中心に戦う。

 今季の目標は同ツアーでの優勝とトーナメントプロテストの合格。大学との“二刀流”となるが「どちらも大事。両立させたい」。大きな瞳を輝かせ、夢舞台に挑む。(大津 紀子)

 ◆村田 理沙(むらた・りさ)1995年6月22日、東京都生まれ。山梨学院大現代ビジネス学部1年。9歳から祖父母の影響でゴルフを始め、杉並学院中・高では4歳上の石川遼と共に練習。2009年、関東中学校ゴルフ選手権優勝、全国中学選手権2位。11年日神カップ優勝。ベストスコア66。得意クラブはショートアイアン。ドライバーの平均飛距離は240ヤード。趣味は映画観賞と買い物。好きなタレントは生田斗真。161センチ、48キロ。血液型0。  

Posted by 小栗  at 16:23Comments(0)

2015年02月17日

ピラーが暫定単独首位

女子ゴルフ米国ツアー、ピュアシルクバハマLPGAクラシック(Pure Silk-Bahamas LPGA Classic 2015)は7日、バハマ・パラダイス島(Paradise Island)のオーシャン・クラブGC(Ocean Club Golf Course)で3日目が行われ、ジェリーナ・ピラー(Gerina Piller、米国)が通算10アンダーで暫定首位に立った。

日没サスペンデッドのため、この日早くに予選を通過した74選手中、3日目のラウンドを終えることができたのはわずか6選手だけだった。初日が豪雨のためサスペンデッドとなり、さらには強風が吹き荒れるというコンディションの中、選手たちは予定通り8日のうちに大会を終えることを目指す。

 ツアー初優勝を目指すピラーは、9番まで終えて3アンダーとスコアを伸ばした。しかし、1打差の2位タイには、米国勢のレクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson)、ブルック・パンケーキ(Brooke Pancake)、ケリー・ション(Kelly Shon)や、ドイツのサンドラ・ガル(Sandra Gal)、フランスのペリーヌ・デラクール(Perrine Delacour)、韓国のキム・セイヨン(Kim Sei-Young)が並んでいる。

 また、通算8アンダーの8位タイグループには朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク)、柳先暎(Sun Young Yoo、ユ・ソンヨン)、朴喜映(Hee Young Park、パク・ヒヨン)の韓国勢と、タイのアリヤ・ジュタナガーン(Ariya Jutanugarn)、米国のステーシー・ルイス(Stacy Lewis)とブリタニー・リンシコーム(Brittany Lincicome)が続いている。【翻訳編集】 AFPBB News

 2日に史上最年少で世界ランキング1位に立ったリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)は、15番までを終えて1アンダーとし、通算4アンダーの32位タイとなっている。  

Posted by 小栗  at 10:11Comments(0)
今季から米女子ツアーに本格参戦した横峯さくら(29)=エプソン=の“デビュー戦”が、ピュアシルク・バハマクラシック(5~8日、バハマ・オーシャンクラブGC)に決まった。本戦に欠場者が出たため、繰り上がり出場リストの1番目だったさくらに出場権が回り「1番目だったので可能性は高いと思っていた。本当に良かった」と笑顔を見せた。

 さくらは昨年12月の米ツアー最終予選会で11位に入り、今季ツアーの大半に出られる立場となったが、出場枠が限られる一部の試合は資格を持っていなかった。今大会同様に出場権のなかった前週の開幕戦・コーツ選手権では「人生で初めて」の予選会を経験したが、出場権獲得には至らなかった。

 朗報が届いたのは今月2日に2週連続で出場した予選会のホールアウト後。予選会でも「ショットの状態がすごく良かった」といい「こういうプレーをしていれば上位にいける」と手応えを語った。“デビュー戦”には2006年から米ツアー参戦中の宮里藍(29)=サントリー=も出場。「いろいろ教わって頑張りたい」と話し、藍も「すごく楽しみ」と刺激を受けている。  

Posted by 小栗  at 11:07Comments(0)
女子ゴルフのスーパーアマチュア、森田遥(18)=高松中央高3年=が5日、プロ転向を表明した。都内で行われた本間ゴルフの発表会に、同社の新規の製品使用契約選手として出席。「今日プロ転向しました。でも、プロになった実感はない」と初々しい笑顔を見せた。

 米女子ツアーを主戦場にする考えで、昨年は最終予選会に進出。惜しくもレギュラーツアー出場権は獲得できなかったが、下部ツアーには出場できるため、地道に上を目指していくことになる。「どの大会で優勝したいとかはないけど、今まで納得いくゴルフがなかったので、これ以上ないような満足いくゴルフをしたい」と抱負を口にした。  

Posted by 小栗  at 10:45Comments(0)
日本プロゴルフ協会(PGA)は16日、東京・港区で定例理事会を開き、来季からシニアツアーの選手が天引きで賞金の5%をPGAに払うトップオフを実施することを決めた。倉本昌弘会長(59)は、「選手がプレーしやすい環境作りなどに役立てていく」と語った。5%のうち1%は従来通り、チャリティーへ回される。なお、国内男子ツアーでは賞金の4%でトップオフが実施されている。  

Posted by 小栗  at 11:09Comments(0)
女子ゴルフの国内ツアーは11月30日、全日程を終了した。賞金ランキングは4位まで韓国、台湾勢が独占して地力の差を見せつけた。日本勢は3勝を挙げた成田美寿々(22)の5位が最高。勝みなみ(15)=鹿児島高1年=がツアー最年少優勝を達成するなど10代のアマチュア勢の活躍が話題をさらった。

 ◇10代のアマチュア勢が活躍

 今季のツアー37戦は海外勢が半数を上回る20勝をマークした。3年ぶりに賞金女王に返り咲いたアン・ソンジュ(27)=韓国=は自己最多の5勝と強さは群を抜いていた。賞金2位のイ・ボミ(26)=同=と、史上7人目の国内メジャー2連勝で賞金3位のテレサ・ルー(27)=台湾=はともに3勝。賞金4位の申ジエ(26)=韓国=は4勝。この4人で15勝を荒稼ぎした。

 アマチュアでは4月のKKT杯バンテリンで最年少優勝記録を塗り替えた勝が、5月のワールドレディース・サロンパス杯2日目にメジャー大会でアマチュアとしては18ホール最少ストロークとなる65をマークした。森田遥(17)=高松中央高3年=は5月のサイバーエージェントで首位と2打差の2位と大健闘した。今年のプロテストに合格した堀琴音(18)は1988年のツアー制度施行後、アマチュア初の出場3試合連続でトップ10入りした。永井花奈(17)=東京・日出高2年=は10月のメジャー第3戦、日本女子オープンで3位に食い込んだ。

 賞金ランク日本勢トップの成田は平均バーディー数3位、パーオン率4位、平均ストローク6位と成長ぶりがうかがえた。3年ぶりにツアー制覇を果たした上田桃子(28)も2勝を挙げて復活を印象づけた。一方、昨年は最終戦まで賞金女王を争った森田理香子(24)と横峯さくら(28)は、ともに1勝と不完全燃焼だった。

 初の賞金シードを手にしたのは、ツアー初勝利がメジャー制覇となった鈴木愛(20)▽7度のトップ10入りを果たした香妻琴乃(22)▽プロ9年目で初優勝した前田陽子(30)▽3位以内が2度あった新人の藤田光里(20)--ら7人。賞金76位だった諸見里しのぶは今季で5年シード(同一年度のメジャー大会2勝)が切れ、初めてシード権を失った。  

Posted by 小栗  at 10:47Comments(0)
メキシコのエル・カマレオンGC at ザ・マヤコバ・リゾートで開催された米男子ツアーのOHLクラシック at マヤコバ。現地時間16日に行われた最終ラウンドで、5つスコアを伸ばしたチャーリー・ホフマン(米)が通算17アンダーとして今季初勝利を飾った。

 1打差の2位にショーン・ステファニー(米)、アンダース・ゴンザレス(米)とダニー・リー(ニュージーランド)が通算15アンダー3位タイ。前日トップのジェイソン・ボーン(米)は、3オーバー74と崩れて通算12アンダー7位タイに終わった。

 鮮やかな逆転勝利を収めたホフマンだったが、最終18番パー4にピンチが待っていた。ティーショットをフェアウェイバンカーの木の根元へ打ち込むと、セカンドショットはスタンスがとれず、クラブを左に持ち替えてフェアウェイへ出すだけ。しかし、ボギーを叩けば後続に追いつかれる状況の中で3オンに成功すると、なんとか2パットで沈めてボギーフィニッシュ。5アンダー65でホールアウトし、2位以下を振り切って2010年以来のツアー3勝目を果たした。

「自分たちが予想するよりも(3勝目は)本当に遠かった。なんとかしようと話し合ってきたが、最終的にまた勝つことができてうれしいよ」と笑顔を弾けさせたホフマン。初優勝から2勝目までに105試合を要していたが、今回はさらに長い108試合目の白星となった。

 その他、地元メキシコのオスカー・フラウストロとカルロス・オルティスが、通算11アンダー9位タイ。ジョンソン・ワグナー(米)が通算10アンダー16位タイ、今季1勝のロバート・ストレブ(米)は通算7アンダー37位タイだった。  

Posted by 小栗  at 11:18Comments(0)